音楽についての認識ないし知識

音楽理論は、論理と表出の違いこそあれ、すべての民族・時代の音楽文化の基底として存在してきた。

そのなかでも特筆すべきものとして、古代の中国とギリシアで展開された数理的および倫理的立場からの音楽論、古代インドの『ナーティヤ・シャーストラ』を代表とする総合的音楽論、中世ヨーロッパの修道院・大学で自由七科の一つとして教授された教会音楽論、その後ヨーロッパで19世紀に至るまで記譜法・作曲法の多様な展開と並行して続々と現れた理論的、楽器学的、美学的、歴史的な著述などがあげられる。

ヨーロッパでは、近代的な意味での学問体系が整備される一般的動向の一環として、19世紀後半のドイツにおいて音楽学が独立した学問として初めて認識された。

Posted on 29 1月 '10 by admin, under 音・音楽・歌手.