音楽理論は、論理と表出の違いこそあれ、すべての民族・時代の音楽文化の基底として存在してきた。
そのなかでも特筆すべきものとして、古代の中国とギリシアで展開された数理的および倫理的立場からの音楽論、古代インドの『ナーティヤ・シャーストラ』を代表とする総合的音楽論、中世ヨーロッパの修道院・大学で自由七科の一つとして教授された教会音楽論、その後ヨーロッパで19世紀に至るまで記譜法・作曲法の多様な展開と並行して続々と現れた理論的、楽器学的、美学的、歴史的な著述などがあげられる。
ヨーロッパでは、近代的な意味での学問体系が整備される一般的動向の一環として、19世紀後半のドイツにおいて音楽学が独立した学問として初めて認識された。
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Posted on 29 1月 '10 by admin, under 音・音楽・歌手. No Comments.
この語は本来、欧米諸語の訳語として明治以後用いられるようになったもので、日本に古くから「音階」という概念が存在したわけではない。
さらに非欧米音楽も含めて広義にこの語を用いるには困難も伴うが、一般に、ある音楽内で用いられる諸音を整理して、そのうちの主要なものを音高順に配列したものと規定される。
この意味で音階はその音楽における音程関係の秩序を示すものということができ、その音程関係の周期性によってある一定の音域をもつ。
古代ギリシアの音階は、テトラコードを基礎としており、これを二つ重ねることによってつくられるハルモニアといわれるオクターブは7種あった。
中世になって教会旋法とよばれる体系が徐々に発展した。
ミラノ司教アンブロシウスの時代にまず4種の旋法が定められ、教皇グレゴリウス1世の時代にさらに4種が加えられ(変格旋法)、8種類となった。
教会旋法は終止音、全音と半音の位置、保続音、音域によって規定され、各名称はギリシアの音階に似ているが、ギリシアの音階がつねに中央イ音を中心音としていた点で、両者は根本的に異なる。
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Posted on 20 12月 '09 by admin, under 音・音楽・歌手. No Comments.